以前のブログで、会社員の方の場合の所得税と住民税のことを書きましたが、ざっくりまとめると下記のようになります。
所得税・・・毎月のお給料からだいたいの金額を先取りで集められ、年末調整で決定する。2019年分は2019年に納めるイメージ。
住民税・・・前年の所得税の申告額から税額が決定し、翌年の6月のお給料から集められる。2019年分の所得により2020年の6月から納めるイメージ。
※住民税とは市民税と県民税を併せた、住んでる地域に納める税金のことを指します。
そして、5月~6月の時期に、勤務先から横長の下記の書類が配布されると思います。
「令和 元年 給与所得等に係る市民税・府民税 特別徴収額の決定・変更通知書(納税義務者用)」
その横長の書類で、今年あなたが納める「住民税=市民税と県民税」がわかります。すなわち6月のお給料から引かれる額がわかります。どんな種類の控除が適用されているかも確認できます。
そして、昨年にふるさと納税をされた方は、それによりどれくらいの税額がカットされているかも書かれています。ワンストップ納税の方は、その金額がふるさと納税額ー2,000円となっているか確認してみてくださいね。ふるさと納税の申告を確定申告でされた方は、所得税からの控除もありますので、金額が異なります。
その他、住宅ローン控除が住民税からもある方は、その金額の記載がありますので、確認してみてくださいね。
この横長の書類は重要そうな雰囲気を醸し出してはいませんが、いろいろな情報がわかる重要な書類です。新規で住宅ローンなどを組むときもこの書類で確認できることもあります。直近2年分くらいは手元に置いておかれると何かの時に役に立つと思います。
「何の数字なのか、意味が解らなくてじっくりと見る気にならない」と言わずに、少し興味をもってもらえたら嬉しいです。
お金に強くなるには、税金のことを知っておくのは大切ですからね。