確定申告の期間が来週の金曜日までということで、主婦の方からお問い合わせをいただいております。
今日はその中でも、税金に関するターニングポイントの103万円についてお話いたします。
よく103万円の壁と言いますが、なぜ103万円かというと・・・
103万円は所得税のお話になります。
過去のブログでお伝えしました、みんなに認められて無条件にある基礎控除が38万円、
そして、会社にお勤めして給料をもらっている人に認められている給与所得控除というのがあります。それは、「給料をもらっている人も会社に行くために、通勤の服や靴が必要ですよね、そのための経費を給料の額によって決めて、その分を税金がかからない収入としてあげましょう。」というようなものとFPやすもとは解釈しています。それが、会社勤めの方なら、いくらの給料でも最低65万円は認めてもらえるのです。
だから、パート勤務の主婦のかたは、38万円+65万円=103万円までは、ご自身の所得税がかからないのです。
ここでポイントは、「会社勤め」という点です。パート勤めの方は103万円の壁で問題無いのですが、問題は個人で事業をされている方です。
最近は主婦起業の方も沢山いらっしゃって個人事業をされています。
個人事業主の税金は、収入—経費=所得となり、この「所得ー基礎控除38万円」の部分に課税されます。
厳密にいうと、その他各種所得控除が関係しますが、ないものとして簡単に説明しますね。その他青色申告控除なども考慮せず。
ですから、収入ー経費が基礎控除の38万円以内であれば、課税所得が0円になるので、基本的に確定申告の必要はありません。
しかし、収入ー経費が38万円以上であれば、税金がかかりますのでご自身で確定申告をする必要があります。
個人事業主の人は、103万円が壁では無いという点をご注意下さいね。
103万円の壁は、あくまでもどこかから給料としてもらっている人のお話です。
その他、106万円の壁、130万円の壁、150万円の壁、201万円の壁など、壁だらけの主婦の収入ですね(^^ゞ